当社の岐阜県飛騨地方は、本州の旭川といわれるほど寒いところで、豪雪地帯です。
地域区分は3地域になります。冬の最低気温は氷点下18℃まで下がることがあります。
夏もエアコンを使わず何とか過ごせる地域で、また、伝統的な街並みの残るエリアがあり、そこでは古い建物をそのまま残すのではなく、建てかえ、リフォームなどを行い、街並みを崩さず住み続けています。
外観は伝統的な意匠を保ち、室内は高断熱化し、快適な空間、そんな取り組みも行っています。基礎125㎜、壁220㎜、屋根285㎜の断熱、開口部はトリプル・ペアガラスの樹脂サッシを使用、床下放熱器で輻射熱による暖房を、また換気は、第一種熱交換換気を行っています。
断熱、気密の信頼できる施工技術を持ってはじめて、性能が発揮されるということを肝に銘じて日々取り組んでいます。
また、伝統的な和室も大切にされている地域ですので、そちらの技術継承と組み合わせて、提案することも行っています。
屋内外が洋風化する現代ですが、先人達の技術・知恵に学びながら、快適な住まいづくりを提案する、こんなことを大切にしています。
小庇(こびさし<飛騨地方独特の庇>)